原題
Albumin-Binding and Conventional PSMA Ligands in Combination with (161)Tb: Biodistribution, Dosimetry, and Preclinical Therapy.
背景:
臨床医は、その好ましい崩壊特性のために、放射性リガンド療法(RLT)の放射性同位体としてテルビウム(Tb)を使用することに関心を持っている。Tbはβ粒子とγ線に加えて変換電子とオージェ電子を放出し、微小転移の除去に有効である可能性がある。この研究は、2つの異なる放射性リガンドを用いて、担癌マウスにおけるTbとルテチウム(Lu)の線量測定と治療効果を比較することを目的とした。
方法:
[Tb]Tb-SibuDABおよび[Tb]Tb-PSMA-I&Tをin vitroで評価し、担癌マウスにおける生体内分布、イメージング、および治療研究で調査した。Lu標識対応物を用量計算および比較に用いた。マウスにおけるRLTの忍容性を種々のパラメータに基づいてモニターした。
結果:
[Tb]Tb-SibuDABは、[Tb]Tb-PSMA-I&Tと比較して、血中滞留時間の延長および腫瘍取り込みの増加を示した。[Tb]Tb-SibuDABはまた、腫瘍増殖をより効果的に阻害し、[Tb]Tb-PSMA-I&Tと比較して、吸収される腫瘍量が4倍増加した。Tbベースの放射性リガンドは、Lu標識対応物よりも治療的に有効であり、腫瘍量が約40%増加した。
結論:
この研究は、前立腺ガンのRLTに対するSibuDABと組み合わせたTbの有望な可能性を示し、Luに対するTbの臨床利益をさらに評価するための将来の臨床研究の必要性を強調している。
DOI: 10.2967/jnumed.123.265524
Journal: J Nucl Med
URL: https://doi.org/10.2967/jnumed.123.265524
PMID: 37442604
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