原題
To boost or not to boost – pooled analyses from two-fraction stereotactic ablative radiotherapy (SABR) trials for localised prostate cancer.
背景:本研究は,低から中リスクの前立腺癌患者において,優位な前立腺内病変(DIL)へのブーストを伴うまたは伴わない2分割定位放射線治療(SABR)の結果を評価することを目的とした。
方法:60人の患者を2つの第2相試験に登録し、各試験に30人の患者を登録した。一方の試験では、26 Gyを前立腺に照射し、他方の試験では、MRIで定義されたDILに最大32 Gyのブーストを加えて26 Gyを前立腺に照射した。測定したアウトカムには、PSA反応、生化学的失敗、毒性、および生活の質が含まれた。
結果:DILブーストの追加は、PSA反応および生化学的失敗に関して同様の中期的有効性をもたらした。しかし、尿中の生活の質の結果には差があり、DILブーストを受けた群では、後期設定における尿中の生活の質スコアの臨床的に重要な最小変化の割合が低かった。
結論:2分割前立腺SABRにおけるDILブーストの追加は、PSA反応および生化学的失敗に関して同程度の有効性を示したが、晩期の尿中QOLアウトカムに影響を及ぼした。
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.06.250
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys
URL: https://doi.org/10.1016/j.ijrobp.2023.06.250
PMID: 37419394
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