限局性前立腺癌に対する高度低分割強度変調放射線療法に関する3週間のプロスペクティブ研究の長期転帰。

原題
Long-Term Outcomes of a Prospective Study on Highly Hypofractionated Intensity Modulated Radiation Therapy for Localized Prostate Cancer for 3 Weeks.
背景:このパイロット研究は、3週間にわたって15分割で54 Gyを使用して、前立腺ガンに対する高度に少分割された強度変調放射線治療(IMRT)の長期転帰を評価することを目的とした。この用量分割は、中等度の寡分割と超少分割の間である。
方法:2014年4月から2015年9月までの間に、低リスクから中リスクの前立腺癌患者25例に対して、基準マーカーまたは直腸ヒドロゲルスペーサーを用いない高度少分割IMRTを施行した。術前補助ホルモン療法(HT)を4〜8か月間施行した。生化学的無再発生存率、臨床的無再発生存率、全生存率、毒性発生率を解析した。
結果:結果は良好な腫瘍学的転帰を示し、生化学的無再発生存率、臨床的無再発生存率、および全生存率は、それぞれ5年で91.7%、95.8%、および95.8%、7年で87.5%、86.3%、および95.8%であった。グレード2以上の晩期消化管毒性および泌尿生殖器毒性は最小限であった。グレード2の泌尿生殖器毒性の累積発生率は7年で18.3%であった。
結論:3週間にわたって54 Gyを15分割で照射する高度低分割IMRTは、良好な結果と最小限の合併症をもたらすようである。さらなる検証が必要であるが、この治療アプローチは中等度の寡分割に代わる実行可能な選択肢となる可能性がある。
DOI: 10.1016/j.prro.2023.06.004
Journal: Pract Radiat Oncol
URL: https://doi.org/10.1016/j.prro.2023.06.004
PMID: 37414247
Open Access

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