陽子線治療研究のための頭頚部癌患者の分散型モデルに基づく選択の評価。DAHANCA 35。

原題
Evaluation of decentralised model-based selection of head and neck cancer patients for a proton treatment study. DAHANCA 35.
背景:陽子線治療は頭頚部癌患者の治療関連毒性を低下させる可能性がある。この研究は、実際の臨床治療計画と比較して、推定された正常組織合併症確率(NTCP)に基づいて陽子線治療の患者を選択する再現性を評価することを目的とした。
方法:デンマークの6つの頭頸部癌センターからの63人の患者を、嚥下障害および口腔乾燥症のNTCP推定値に基づいて陽子線治療のために選択した。選択計画をプロトンセンターでの臨床治療計画と比較した。
結果:63人の患者のうち、49人と25人がそれぞれ嚥下障害と口腔乾燥の推定利益に基づいて選択された。平均ΔNTCPは、局所選択計画の比較から、嚥下障害と口腔乾燥の臨床比較に変化した。標的領域およびリスクのある臓器の容積の差が差に寄与した。
結論:局所治療計画の比較は、陽子線治療の患者を選択するために使用できるが、潜在的な利益を過大評価する。継続的な品質保証は、将来の無作為化臨床試験にとって極めて重要である。
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109812
Journal: Radiother Oncol
URL: https://doi.org/10.1016/j.radonc.2023.109812
PMID: 37479061
Open Access

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