原題
Trabectedin-olaparib combination or trabectedin in advanced soft tissue sarcomas after failure of anthracycline-based treatment (TOMAS2): a randomized phase 2 study from the Italian Sarcoma Group.
背景:進行軟部肉腫の治療は限られており、これまでのデータからトラベクテジンとオラパリブの併用の活性が示唆されている。
方法:第2相ランダム化試験(n=130)では、トラベクテジン+オラパリブとトラベクテジン単独を比較し、組織型および前治療歴で層別化した。主要評価項目:6ヵ月PFS(RECIST1.1)。
結果:PFS6m 32%対28%;PFS中央値3.9対2.9ヵ月(HR 0.72、P=0.081)。子宮平滑筋肉腫の12ヵ月PFSは42.9%対0%であった。PARP1発現はPFSの改善を予測した(HR 0.54、P=0.009)。併用によるグレード3以上の血液毒性。
結論:PARP1陽性STSおよび子宮平滑筋肉腫における有益性は全体的にはわずかであったが、かなりのものであり、バイオマーカーおよび組織学主導の試験を支持した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.11.019
PMID: 41354211
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