新たに診断された高リスクの限局性または転移性ホルモン感受性前立腺がんにおける骨折関連の入院:医療システムデータを用いたドセタキセルおよびゾレドロン酸のSTAMPEDE第3相試験の二次解析。

原題
Fracture-related hospitalisations in newly diagnosed high-risk localised or metastatic hormone-sensitive prostate cancer: secondary analysis of the STAMPEDE phase 3 trials of docetaxel and zoledronic acid using healthcare systems data.
背景:アンドロゲン除去療法(ADT)は、非転移性(M0)および転移性(M1)前立腺がんに対する一次治療であるが、骨量減少および骨折につながる可能性がある。STAMPEDE試験では、ADTにゾレドロン酸およびドセタキセルを追加した場合の骨折リスクに対する効果が検討された。

方法:英国の患者2,140人の健康データを解析し、標準治療のADTとゾレドロン酸またはドセタキセルを含むレジメンを比較した。骨折関連の入院は、ICD10およびOPCSコードを用いて追跡した。

結果:5年骨折発生率はM0患者で11%、M1患者で23%であった。ゾレドロン酸はM1骨折リスクを低下させたが(SDHR 0.73)、M0患者では効果は認められなかった。

結論:ADT患者における高い骨折発生率は、特に転移性前立腺癌において、骨保護剤の必要性を強調している。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.07.005
PMID: 40680994

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