原題
Early prediction of radiation pneumonitis in patients with lung cancer treated with immunotherapy through monitoring of plasma chemokines.
背景:本研究では、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)で治療した肺癌患者における症候性放射線肺炎(RP)のバイオマーカーを検討した。
方法:2021年から2023年の間に胸部放射線療法を受けた214人の肺癌患者を登録し、ルミネックスアッセイを用いて血漿サイトカインを分析し、コックス比例ハザードモデルによりRPの危険因子とバイオマーカーを同定した。
結果:参加者のうち、31.12%が症候性RPを発症し、以前にICI治療を受けた患者では発生率が高かった。血漿CXCL10はRPの有意な予測値を示し、複数のケモカインを統合したリスクスコアおよび平均肺用量は優れた性能を示した(AUC=0.757)。
結論:血漿ケモカインは、以前に免疫療法を受けた患者の症候性RPリスクを効果的に予測し、個別化された治療戦略を導く。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.02.011
PMID: 39993540
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